届いていなかった「音」を届ける
視覚に障害を持つ人のために生まれたスポーツ、ゴールボール。
鈴の入ったボールを転がし、相手ゴールにボールを入れる競技です。
コート上で選手たちは、聴覚を研ぎ澄ませ
「音」だけを頼りに戦いを繰り広げます。
しかし、ゴールボールの試合を観戦している人たちには
選手たちが聞き、勝負の手がかりにしている、
本当の戦いの「音」が届いていませんでした。
GOALBALL PROJECTでは2つの方法で、
今まで伝わっていなかったゴールボールの「音」を観客に届けます。
”Sound Visualize”
コート上で発生している音の大きさと位置を、
マイクの録音データと、カメラの映像から解析。
どこでどのくらいの大きさの音が鳴っているのかをビジュアライズし、
試合の中継映像に重ねることで、
戦いのポイントとなった音の存在を観客に分かりやすく示します。
”Sound Realize"
360度の音を録音することができるマイクをゴール裏に設置し、
収録したデータを元に立体音響を再現した音を、ヘッドフォンでリアルタイムに配信。
今まで観客席には届いていなかった、
選手の息づかいやかすかなボールの音まで、
コート上の選手が聞いている音と
ほとんど同じ音を聞くことができるようになります。
国際大会デビュー
2019.2.2
2019ジャパンパラゴールボール競技大会で使用されました
千葉ポートアリーナで行われた「天皇陛下御在位三十年記念 2019ジャパンパラゴールボール競技大会」の試合で"GOAL BALL PROJECT"による新しい試合観戦を展開しました。 体験者の方にインタビューした模様をぜひご覧ください。